Nobody’s Fault But Mine

スマホ確定申告、やってみました。

 確定申告時期になりました。夫の申告を実験として、今年はスマホの確定申告にチャレンジしてみました。マイナンバー方式を選択したのですが、結論を申し上げますと、

できませんでした。

 できなかった理由は、設定や必要事項の入力が完了した後、電子申告をするために、署名用電子証明書の暗証番号を入力を求められるのですが、その暗証番号を失念。夫に確認しても4桁以外の番号は記憶の片隅にもなかったようで、確認するのも面倒ですし、申告データは全て作ったのですが、もういいやでやめました。

 スマホでの確定申告は申告可能な内容からして、給与所得者や年金収入のみの方などが医療費控除や寄付金控除、副業の申告など、簡単な確定申告を対象としているのかと思いますが、夫に限らず、例年は年末調整で年税額計算が終了しているような、医療費控除や扶養の関係でたまたまその年に限って確定申告するような人が「署名用電子証明書の暗証番号」を気にしているかどうかは、はなはだ疑問だなと思いました。「署名用電子証明、なんだそりゃ?」というのが現実ではないでしょうか。マイナンバーカードの取得時に暗証番号各種を設定した際、速攻で失くしそうな小さい紙に暗証番号3種類を控えておくように役所の窓口の方に言われましたが、夫はどこにしまったか忘れてしまったそうです。私の場合は職業柄取っておきましたが、日ごろ税やら会計に関係のない生活をしている大多数の人もちゃんと署名用電子証明書の暗証番号を取っておいているのでしょうか?

 というわけですので、スマホの確定申告をマイナンバー方式で検討している方は必ず「署名用電子証明書の暗証番号」を事前に確認いたしましょう。マイナンバー方式で申告できなくても、ID・パスワード方式でやり直せはスマホで確定申告できますけど、私はうんざりしましてスマホでの申告はやめました。

 暗証番号の失念で電子申告できなかった、というオチのスマホ確定申告ですが、申告直前までにたどり着くまでも、スムーズにできたとはいえず、色々面倒がありましたので、以下、愚痴を書かせていただきます。とはいえ、きっとこれは素晴らしいシステムでうまくできなかったのは自分がいけないのだろうと思います。このシステムに限らず、道具やらうまく使えないってたいてい自分の使い方が悪かったりするので、文句はいいますが、人のせいにしたくないものです!

申告書作成までの道のり

 スマホの確定申告を行うためには、スマホにマイナポータルというアプリを入れるのが必須なのですが、国税庁HPによると、そのためにはPCに表示されるQRコードを読み込み設定するとのこと、「令和3年分確定申告特集」から入りました。

国税庁HPより PCの画面

マイナポータルをインストールし、(上記画面から進むと↓このQRコードが置いてあるのでスマホで読み取りました。)

国税庁HPより

 指示に従って進みます。このあたりは特に難しいことはありませんでした。そして、e-taxと連携させます。ところがこれが何回もエラーになり連携できません。原因不明。スマホの画面もエラー画面と入力画面を行ったり来たり、仕方なくブラウザで戻る→ログインし直し、の繰り返し。後になってログイン履歴を見たら17回もやり直してました。あんまり連携できないので、チャットボットに質問を入れると質問を認識できないので入れなおしてくださいとのメッセージ。実験なので耐えましたが、これが実験でなければ、この時点で諦めて税務ソフトで作成、提出していますね。。。そして、エラー&再ログインを繰り返すうちになんだか連携しましたが、結果的になぜ連携できたのさっぱりわかりません。次に、e-tax側で利用者情報の入力を求められます。マニュアルによると、マイナンバーカードの情報は連携すると書いてあるのですが、私がやってみたときは、利用者情報は空欄でした。これも理由はよくわかりませんでしたが疲れてきて追及する気にももはやならず、仕方なく手入力しましたが、いよいようんざりしてきました。

国税庁HPより

 事前準備がようやく完了したましたが、今度は申告書作成画面が見つかりません。これまでのことは、検索は全てPCで行っていてスマホを操作していました。もしかしたらとPCでなくスマホで検索したところ、ありました。。。以下から作成画面に入ることができました。

 国税庁HPより

 作成画面は迷うことなく進めたのですが、電子署名直前で、複数ブラウザを開いているためエラーですといった趣旨のメッセージが出ました。ほんとにめんどくさい。。やっと電子署名画面にたどり着くも最初に申し上げた通り、暗証番号失念のため申告できず、スマホ確定申告、徒労でした。

 振り返るとスマホ確定申告に関する情報収集をPCで行い、マイナポータルのインストールをPC上に表示されるQRコードをスマホで読み取るところから入ってしまったので、PCでの申告とごちゃごちゃになり、スマホでの作成画面を探し求めて無駄な時間を費やしてしまったり、色々うまくいかなかったのかもしれません。
 最初の情報収集の段階からスマホで行い、スマホの「確定申告特集」画面から入って、指示通りに進んでいけばe-taxとの連携の部分以外はスムーズにいくのだろうと思います。個人的にスマホ申告はさんざんだったのですが、いいところもありました。令和3年分から源泉徴収票の読み取りができるようになり、その読み取り精度は高かったです。ここはよかったです。

反省・感想・抱負

表題の件、マイナンバー方式によるスマホ確定申告につき、以下の通りとなります。

・スマホで申告する方法をPCで検索してはいけない。調べ方は重要だった。
・e-taxとの連携でのエラーはひどすぎる。
・マイナンバーカードの情報を読み取りしているのに利用者情報はなぜ連携していなかったのか?
・暗証番号がわからないと終わる。確定申告に限らず、世の中パスワードだらけ。。。
・源泉徴収票の読み取りはとてもよかった。
・それでも!新しいことはとりあえず試してみる。

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