School’s Out

税理士のための会計専門職大学院特設講座

 ・・・なる講座を受講しました。この講座は前半が6月から7月にかけて6週間、後半が10月から11月にかけての6週間の長丁場で、青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科というところが主催しています。税理士会の案内で知り、知識の幅を広げるため受講してみました。ウエブでの受講もできますが、私はほぼ学校で講義を受けました。現役の学生の頃はバンド活動にバイトに遊びに忙しくて、学校に行っていた覚えはあるのですが、授業を受けたという記憶が、昔すぎて遠いせいもあるのか、ほぼありません。ですので、この大学での座学というのはとても新鮮な体験でした。親には言えません。税理士試験の授業も座学ですが、あれは必死さが違うしガツガツしすぎていて勉強というより修行という感じだったので、新鮮な感じはなかったです。何も考えちゃいられなかったというか。。
 税理士試験を筆頭に、この仕事に就いてから若い頃から勉強しておけばよかったね♪と言われることも少なくないのですが、もしこれから10代20代に戻ったとしても絶対勉強しないと思います。学生のうちから専門学校に通って資格を取るような方たちは本当にすごいし、本当に尊敬しますが、自分はそういう属性じゃないです!人生やり直しても100%また遊ぶだけです。
 とはいっても、私のように若いうちに遊びほうけていますと、中年以降まともな人生を送るためにはどこかで「がんばる」に向き合う必要があり、税理士試験はちょうどいい禊でした。また、さんざん遊んでしまったので、今から遊びたいという気持ちがそれほどなく、たまにリフレッシュできれはいいや程度です。おかげさまで仕事に没頭できますので、自分の人生のスタイルとしてはこれでOKなのです!

 この講座は前期後期各1回レポートの提出があり、出さないと修了させてもらえません。通るかどうかはなはだ怪しいレポートしか提出できませんでしたが、履修証明もらえました。よかったです。。。

 講座内容は以下の通りです。

  • 会社法務
  • 国際税務
  • 税務訴訟事例
  • 財務戦略
  • 事業再生支援
  • 収益会計
  • 金融商品会計
  • 固定資産会計
  • 組織再編会計
  • 財務諸表の表示
  • 経営分析
  • 企業評価
  • IT導入・管理会計

 中には講師がほぼレジュメを読んでいるだけの授業もあり、(またそれに限って聞きたかった論点だったりしました。)残念な点もありました。長丁場の講座ではありましたが、論点の重さにしては時間が短いので、各論点の概要にとどまるものも多く、ここで興味をもったものについて極めたければ今後深堀していく必要はあります。いくつか興味のある論点がありましたので、これから深さを追及していこうと考えています。不満な点を先に記載してしまいましたが、税理士向けの会計論点をまとめて学べる機会として、トータルでは良かったです。受講前よりは知識の厚みも増したかと思います。

 もっと良かったこと

 今回の講座に参加したのは11名で、講座内のグルーディスカッションや、講座後の交流などで、他の参加者の方ともお話をする機会がありました。皆様色々な背景をお持ちで、実務の内容もそれぞれでいらしたので、大変刺激になりました。またお人柄もいい方ばかりで、出会いは大変良いものになりました。お仲間づくりには興味ありませんが、自然な出会いでいい方達にお会いできたことはうれしかったです。

 後半の講座のうち、1回が学園祭とかぶりまして、久しぶりに学園祭を体験してしまいました!色々イベントが行われていたり、色々な模擬店がありました。模擬店の中にコーヒーショップがあり、1杯づつハンドドリップで入れているようなので興味を惹かれ注文してみました。入れてもらうのを待つ間に学生さんとお話しましたら、自分で焙煎したものを提供しているということでした。豆にもこだわりがあって本格的で、コーヒーがとても好きなんだそうです。他のお手伝いの学生さんもその方のコーヒー好きを応援したいということで模擬店を手伝いしているとのことで、好きなこととかやりたいことをやるということは人に何か伝わるものがある、とうことを学生さんたちから感じさせていただきました。コーヒーおいしかったです。中年もがんばります。

 同じ講座の受講生の方が撮影した画像です(許可済)。キャンパスって雰囲気がいいですね~。入っただけで賢くなったような気がします。

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