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税理士試験 6月の心得
大原の場合ですが、大体どの科目でも5月中に実力判定模擬試験が4回あって、6月はひと段落、本試験まではまだ時間があるような気がするかもしれません。しかしながら6月は絶対油断してはいけません。7月はどんな人でもがんばります。7月もがんばるのは当たり前ですが、がんばってもここで差はつきません。7月以降の勉強は抜かれないためにやるのです。他の受験生と差をつけるのはよほど頭のいい人は別として、普通は6月がラストチャンスです。6月でダレたら5月までのがんばりは無駄になります。
6月は計算の基礎を完璧にします。実力判定模擬試験の復習が有効です。理論は全部回します。予想で出ない、といわれた理論もやります。Cランク以下の理論はこれを最後にもう絶対に見ない決心で押さえます。受かった年はこれができていました。
模擬試験の結果が良くない時も、実際はそうじゃなくても、他の受験生の誰よりも自分が一番勉強しているんだと信じて、信じるに足る勉強時間を捻出し、これ以上できない、というくらい勉強することが大切です。ちなみに、私の6月以降本試験までの平日のタイムスケジュールは大体以下のようでした。土日は書くまでもありませんよね。ご参考になれば幸いです。なお受験中の状況は年は40代、会計事務所に正社員として勤務、夫と二人暮らしです。
平日 6:00 - 6:15 フトンで理論暗記。理論のテキストは枕元に置いて寝る。
6:15 - 7:30 総合問題1題(計算又は理論)
7:30 - 8:10 出勤準備
8:10 - 8:30 駅まで歩き。歩きながらフトンで覚えた理論を思い出す。
思い出す時間を捻出するため一駅余計に歩いてました。
(これは講師の先生のアドバイスでした。)
8:30 - 9:30 通勤電車内で理論暗記
9:30 -12:30 仕事
12:30 -13:30 昼休み 食事は15分で終了。
残りは理論暗記か書く練習か45分内でできる総合問題。
人とランチには行かない。
13:30 -18:30 仕事
18:30 -19:30 通勤電車内で理論暗記
19:30 -19:50 駅から自宅まで歩き。覚えた理論を思い出す。
19:20 -21:30 家のことや夕飯
21:30 -23:30 勉強 その時必要なこと 総合問題中心
私は頭がいいわけでもなく、残念なくらい凡庸なのですが、これくらい勉強時間を捻出できればなんとかなります。税法最後の2科目はコツもわかってきていずれも1発合格でした。
おすすめのペン
ぺんてるエナージェル 2本持ちします。理論用に0.5、計算用に0.4がおすすめです。特に0.5はとても滑りがよく、紙にひっかかりません。書くスピードは大事で、45分で理論が書ききれれば相当計算が楽になります。またよくわからない問題が出て、すぐ書き始められないような時も書くスピードは武器になります。
色は青がおすすめです。黒だと、素読みの段階で問題用紙にメモ書きしたとき、問題文の色と同じなので、一体化してせっかくのメモ書きが見つけづらいです。黒ペンで受験したとき、どこにメモ書きしたのかわからなくなり、探すのに数秒要してしまい焦ったことがあります。メモ書きを探す時間と焦った時間で数秒無駄にしてしまいました。この年合格したのかは忘れました。
その他のおすすめアイテム(おまけ)
理論の暗記の方法として「書いて覚える」は疲れるのでおすすめではありませんが、実際の試験では1時間くらい書きまくるので、書く練習は必要です。しかし一日に総合問題2セットもやると手首がかなり痛くなってきます。対策として私はリストバンドを使っていました。直前期の自習室ではサポーターをしている方やテーピングをしている方も見かけました。画像のものはたまたまイベントで見つけて購入したものですが、同じようなものが楽器屋のドラム売り場とかスポーツ用品店でも見つかると思います。つけるとだいぶ楽です。楽なので本試験でも装備しようとしたら、試験管に外すように言われました。手が痛いと抵抗したのですが、事前に申請して許可を得てくださいと言われました。(マジか、、、)仕方なくその年は外しました。
思うこと
去年まで受験していたので、受験生が今頃どれくらいキツイかまだまだ記憶は生生しいです。今の時期はゲームやりたい酒も飲みたい、けど本試験終わるまではお預け。しかし、ガマンは代価と考えます。その払った代価は諦めなければ必ずどこかで合格という形で回収できます。受験生の皆様、本当に応援しています!!